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ジャンル右往左往するオタクが出会った『新・2.5次元』

ドリフェス! 2.5次元

何年か前、学生時代はいつの間にかマンガにハマりどっぷり二次元オタクをしていた。

二次オタをしながら出会ったのは『ミュージカル テニスの王子様
そこから二次元ばかり追っていたはずの私は俳優オタクになり様々な若手俳優の舞台に通ってきた。
俳優オタをしていたものの、遠征疲れなどでゆるオタになったが、その頃に地元の名古屋ではBOYS AND MENという名古屋発祥のグループが出来た。結成時にミュージカルに数回通ったものの、大手二次元アイドルジャンルに出会い二次元に出戻った。
しかしボイメンが結成されてから数年を経てたまたま現場に行き、うっかりハマって出戻った時ボイメンはいわゆるアイドルに近い活動*1をしていて、そこから私は二次元オタとも俳優オタとも違う、どれかと言うとドルオタに近いオタクになった。経験上、楽曲が好みかどうかでハマる傾向。
 
こんな感じのジャンル遍歴のオタクのブログです。
 
 
二次元と三次元の様々なジャンルにハマってきたオタクが出会った新コンテンツは、控えめに言ってもサイコー超えてる*2ジャンルだった。
ちなみに私は基本的に狭く深くハマるタイプのオタクで、視野は狭いのでそれぞれの界隈に対しての知識はそんなに無い。
 
2.5次元アイドルの登場
『2.5次元』といえば近頃は二次元作品が舞台化、ミュージカル化するのが活発化していて、専用劇場などもできるほどムーブメントになった。そもそも“漫画·アニメ”の二次元作品が三次元化されることが今までの2.5次元の主な形だと思っていました。
 
 
しかしそこに登場したのは
『ドリフェス!』だった。
 ドリフェスと聞くと、ジャニやLDH界隈の人たちは反応するかもしれないが全く関係ない。
 
 
このドリフェスというコンテンツは二次元と三次元が並行して活動していくアイドルプロジェクト。大手2社により誕生したメディアミックス作品である。
 
二次元を支えるのはバンダイナムコ
三次元を支えるのはアミューズ
 
どちらも多くの人が聞いたことがあるであろう大手。
プロジェクト発表時、にわかオタクとしては『なんか豪華だな!?』と軽く興味が湧いた。
ヒット原作から舞台やミュージカルなどの三次元化がされたわけではない。
『はいどーぞ!2.5次元ジャンルですよー!』
と、しょっぱなからポンッと目の前に置かれた感じ。二次元三次元ともに、両方が一緒にヨーイドンで始まった。
 
 
 
二次元におけるドリフェス
2016年4月からスマホアプリゲームでスタートし、10月からワンクールでアニメ化した作品。現在はデータカードダスも稼働している。
ストーリー…事務所が開催している公開オーディションライブ『ドリームフェスティバル』で優勝したユニットがアイドルとしてデビューでき、それを目指して切磋琢磨する王道ストーリー。ゲームではデビュー後、アニメではデビュー前が描かれている。
 
キーワード『ドリカ』
ドリフェス作品内には『ドリカ』というものが存在している。ドリカには衣装が印刷されていてファンが所持しており、物理を無視して直接メンバーに捧げられる。
これを作中では『エール』といっている。もはや応援という概念
ドリカをメンバーに捧ぐことがこの世界線での推し活。運がいいと自分のカードをキャッチしてくれる。(という設定)
アプリ上のドリカは簡単に言えば見た目アイカツカード。
 
 
 
 
三次元におけるドリフェス
メインキャラクターにはアミューズ所属の若手俳優が起用されていて、声優とアイドル活動を兼任。作品内の楽曲を実際にステージで歌って踊っている。

DearDream - アミューズ オフィシャル ウェブサイト

作品発表時は俳優自らの足でPRとして全国行脚したり、事務所やレコード会社主催のライブに出演。
 
アニメ内で全国行脚PR活動のエピソードが描かれたり、実際にメンバーがイベントをやった場所がアニメ内のライブシーンで描かれるなど、現実とアニメがリンクしているところもある。
 
 
この時点で既に次元がわけ分からなくなる。本当に混乱した。
これがこのジャンルの最も恐ろしいところかも知れない
 
 
 
二次元内の舞台となるのはD-Fourプロダクションという事務所。その事務所の新人ユニット2組がメインキャラクター。
 
Dear DreamとKUROFUNE
本当にあくまでめちゃめちゃ簡単に説明しようとすると、5人組のDear Dreamは嵐、2人ユニットのKUROFUNEはタッキー&翼といった感じの、毛色のまったく違うグループ。
KUROFUNEはライバルキャラとして登場し、火花散らしつつもお互いを認める好敵手の関係。
 
 
コンセプトがかなり固められている。
 
バカでもわかる超絶良質王道ストーリー。
 
そしていい楽曲。
 
これはハマること待ったナシと悟った私。
 
 
 
結果、めちゃめちゃにハマった。
 
 
最初はアプリをプレイするだけのゆるオタだった。
進行形でBOYS AND MENというグループと、その弟分のBOYS AND MEN研究生·トウキョウを応援し追っかけをしていて、2組ともかなり大事な時期*3だったのもあり「今は別ごとにハマってる暇なんてない!」という状況だった。なので移動の時や仕事終わりなどに軽くプレイして、イベントの時にちょっと走るくらい。
気づけばイベントの度に課金して、イベントを有利に進められるドリカ獲得に勤しんだ。アニメを何周も見た。YouTubeには公式チャンネルが有るため、そこに上がっている動画を見まくった。
 
 
接触
余談ですが、ボイメンはライブ後にサイン会やツーショット会があるなど接触が多いグループであり、それに通っていたために自分の中で『接触欲』というものが少なからずそれなりに形成された。
そんなときに舞い込んだイベントが『アニメイトガールズフェスティバル』(AGF)
このAGFのドリフェスブース内でメンバーによるサイン会が決定した。
 
軽率に行った。
 
結果から言うとサイコー超えていた
 
もうわけがわからなくなった。
目の前にいるのが誰なのかわからなくなった。混乱した。
まず私はKUROFUNEの黒石勇人(cast株元英彰)というキャラクターのサインに行った。
 
目の前に知らないイケメンがいる
株元『お前ら開国してやるよ*4
私(え!??!!!?!黒石勇人の声!??!!?!!)
 
沸いた。ただただ沸いた。スマホ越しに聞いていた声が目の前で。画面越しに見てた顔が目の前に。二次元と三次元をどこか別物として見ていたのだろう。意表をつかれた。
 
この時初めてこの2.5次元プロジェクトの真骨頂を肌で感じさせられた。今思い出しても興奮する。手も震えた。口角が勝手に上がった。私の中に住んでいる接触厨が息をすることを忘れた。言葉が出なかった。
その後、Dear Dreamの佐々木純哉(cast富田健太郎)と天宮奏(cast石原壮馬)のサイン会も同様の興奮をした。混乱のまま、灰になって名古屋に帰った。
 
 
 
その頃アニメもまた放送されていた。声優としては正直言って下手で、その下手さに嘲笑しながら視聴を切る人もいた。しかしスマホアプリ配信時から比べたらかなり成長していて、むしろ上手くなっていくことに少し切なさを感じるくらいにはクセになる下手さだった。でも上手くなっていくのが見てとれて、ファンとして凄く喜びを覚えられた。
 
 
ワンクールはめちゃくちゃ短かった。ただ、ひとキャラごとにスポットの当たる回があって、起承転結がわかりやすくて構成的にはかなり見やすい。
ちょっとでも気になった人に見て欲しいのは
  • 1話 
  • 7話 (ライバル出現)
  • 最終話 
これを見ればだいたいわかる。
もちろん全話見てほしい。1話分まるまる使ってキャラクター1人にスポットを当てたエピソードが多いので、本当言うと全話見て欲しい。
けど時間が無い人はこの3話を見ればおおよそストーリーがわかる。(はず)
ちなみにアニメOPの『PLEASURE FLAG』はアニメワンクール分の思い出の詰まった良曲なので、できれば全話見てほしい。全話見た頃にはPLEASURE FLAG を聞くと頭の中にワンクール分の思い出が走馬灯のように駆け巡る。
 

「ドリフェス!」 | バンダイチャンネル

1話が無料で見れる。これはアニオタもドルオタも見て欲しい良質さ

 
 
 
 
 
そんなこんなでアニメが終わった年末にはBSとWeb上で、キャストが出演する歌番組形式のオリジナル特番が放送。
 
見た。
 
 
私「!??!!?!!?!!!!?」
 
 
それはAGFの時以上の混乱。
石原壮馬から!天宮奏の声が!!してる!!!?
と動揺した。本当にもうなんか意味がわかんなかった。
 
AGFの時はキャストへの興味がかなり薄く、特に予習もせずに行ったが、サイン会後にやっとキャスト個々をちゃんと認識した。
アニメを完走したことで気付かぬうちにかなりキャラクターのボイスが脳にインプットされていたようだ。アニメとは違う顔の三次元のイケメンからキャラクターと同じ声がする!!!処理が追いつかない。
サイン会後に公式がYouTubeにあげているMVを狂ったように何度も何度も見た。なので、ある程度耐性をつけたつもりでいたのに。
 
なんでこんなに動揺したのか。
それは、特番のオープニングがアニメ内のシーンを完全再現していたからだった。
アニメでのシーン『catch your yell』という声に合わせて、メンバーがドリカをキャッチしてくれる。そこ再現していた。アニメのまんまだ。でも私に見えてるのは三次元の彼ら。
 
 
その違和感にものすごく興奮した。キャラクターが生きている!ホンモノのDearDreamだ!いや、最初っからこの人たちは本物のDearDreamなんだけど・・・!
 
 
脳みそが錯覚起こしてる…と動揺して再生を止めた。脳内処理が追いつかなさすぎる!!
その後、フル再生する前にオープニングを何度も何度も見た。30分程度の番組を見るのに一時間以上かかってしまった。
 
 
オープニングに慣れ、先を再生した
私「!??!!!?!!!!」
 
トークコーナーはがっつり中の人だった。
『顔と声が一致したぞo(*^▽^*)o』
と思ったのも束の間、オープニングとはさらに違う一面を見せてきた。とっくにイカれてた脳みそが本格的にイカれた。
さっき本物のDearDreamがいたんだけど・・・いや、この人たちが本物のDearDreamなんだけど・・・
 
トークコーナーではアニメのシーンについてトークが展開され、印象に残ったシーンを再現する流れに。
 
私「!??!?!?!!!?」
 
再現芝居がうまい。
忘れてた。彼らはアイドル以前に俳優だった。
アニメでは拙く見えた演技が、実際に彼ら自身で再現すると圧倒的に惹き込まれる。めちゃくちゃいいシーンを結構ギャグテイストに再現していたのにそれでも感動した。キャストにもキャラクターにも見える。
視覚と聴覚の情報が混乱してる。脳みそがイカれてる。
 
 
ドリフェス!!!舞台でもミュージカルでもなんでもいいから早くやってくれ!!!!!お願いします!!!!
 
 
特番を視聴しモチベーションはかなりドリフェスでいっぱいになっていた。
 
 
そこへ追い討ち『ファンミーティング02』
 
Dear DreamとKUROFUNEが出てきた
 
本物だ
 
 
本物だ!?!!!?!?!?
 
いや、本物なのか?!?!
 
いや、本物なんだけどさ!?
 
私の中の二次元オタクは「ただの中の人」っていう感覚で見てる。
私の中の三次元オタクは「本物」っていう感覚で見てる。
 
目の前の人をキャラクターとして見てるのかキャストとして見てるのか。
アニメに重きを置いてるわけでもなく、キャストに重きを置いてるわけでもなく。ジャンルそのもののファンとして、半端な視点で見てたために混乱が大きかった。
 
 
最初に芝居パートが入った。
 
やっぱり本物だったわ!!!!!!!!!
 
もうそこからは時があっという間だった。ライブパートなんて気づけば終わってた。
イベントが終わった。儚い。寂しい。好き。
 
 
 
このコンテンツは、二次元も三次元も”本物”なんだ
 
 
 
ブログを解説してまでこんな説明下手な文章を書こうと思ったきっかけはこのイベントにあった。
 
ドリフェスの主人公『天宮奏』(cast石原壮馬)の存在。
 
彼は、会場のお客さんが一体になって楽しんでほしいと言った。まぁよくあるテンプレートな良い言葉。
 
と軽く思ってた。
 
 
石原「一人で来た方も、二人で来た方も、隣の方とぜひ握手してほしい。そして友達になってほしい。」
 
私(コミュ障殺す気かーー??!!?!)
 
拷問かと思った束の間、周りが握手したり向き合って会釈したり。
空気が暖かかった。
 
私も隣の知らない人と握手をした。アミュオタの方。
二次オタ、ドルオタの私とは全然違う毛色のオタク。
(これは完全に流れるな)と思った。でもこっちがチラリとアミュオタを見ると、隣のアミュオタは笑顔で会釈してきて、手を出してくれた。
 
私(なんだこれ!?)
 
前の列の人もしてた。アミュオタの連れの人も逆隣りの人と握手してた。
視界に握手をする人たちが複数見えた。笑顔で笑い合う人もいた。はじめましてと頭を下げ合う人もいた。
そして石原壮馬はその会場を見て『嬉しい』と言った。
 

 
エンドトークで株元英彰さんがこの流れのきっかけについて話してくれた。
※要約なので正確ではないです。
 
株元「壮馬が『今日どうしたらお客さんに楽しんでもらえるだろう』『どうしたらみんなが一体になれるだろう』って一生懸命考えてた。それがさっきの。こうやって、ホームって言える空間*5は久々で、そんな中でみんなが握手して、挨拶しあって、それを見て壮馬が『わぁ!嬉しい!』って言った。本当によかった。」
 
それは作中の『天宮奏』という人間そのものだった。天性のアイドル。みんなが笑顔になるのが大好きで、ファンだろうがそうでなかろうが、人をとにかく笑顔にしてしまう。笑顔のきっかけを作ってしまう。時には突拍子もないけど、実は本質をついていて、素直で真っ直ぐなそんな天宮奏。
 
石原壮馬が同じことをした。
 
石原壮馬は天宮奏で
天宮奏は石原壮馬だった

このコンテンツの『2.5次元』はこれか。
こんな規模のものだったのか。
彼らも俳優として業界にいるだろうに、気づいたらアイドルになってて、それは本当に彼らの本意なのかわからない。
舞台化される2.5次元作品は公演が終われば一区切りがつく。しかしこのコンテンツはいつ逃れられるかわからない。俳優として、それはとても怖いことなんじゃないかって思う。

アウェイでのライブを重ねてきて、その度に自分たちのファンもペンライト確認できたけど、自分たちを知らない人の方が断然多くて、それで色々悔しい思いもしてきた言っていた。
でも会場全体がペンライトで輝いて、振り付けに合わせて光が動く会場を『綺麗』『嬉しい』って言ってくれた。
 
 
言葉にできない感情は全部涙になった。自分の好きになった作品は、予想をはるかに上回る、控えめに言ってもサイコーを超えたコンテンツだった。
 
 
二次元も三次元も完璧。
だから、ドリフェスは『選べる』ジャンル。
 
アニメやゲームで楽しみたいなら二次元を選べばいい
会いたかったり追っかけたかったら三次元を選べばいい
もちろん両方選んでもいい。
 
アプリだけ選んでもいいし、アニメだけ選んでもいいし、俳優だけを選んでもいい。
 
どれか一つだけでも楽しくて、その一つ一つがどれも良くて、総合的に全部完成度が高い。

どれかが原作ではなく、どれかがスピンオフでもなく、実写化でもなく。

どれも本編であり、とにかくすべてが『ドリフェス!』そのものなのだ。(哲学)

 
 
だからもし気になった人がいるのなら、どれかだけでもいい。気になったならこのジャンルに触れてほしい。
もちろん合わなければ途中でやめればいい。
ただ、ジャンルに触れるきっかけになれたら幸いと思い書きました。
 
拙い文章でごめんなさい。
ボイメンの名前を伏せずに引き合いに出したのも理由があるのでいつか書けるといいな。

 
GWにはファーストライブも決定した。
2期も決まっている。
 
 
ハマるなら今だ!
 
ドリフェスはいいぞ!
 

*1:一部メンバーは自分がアイドルであるつもりがないようなので、あえて伏せる

*2:作中で多用されるセリフ

*3:BOYS AND MENは念願の日本武道館決定、BOYS AND MEN研究生はメジャーデビュー決定

*4:黒石の決め台詞

*5:新人枠として外部のイベントに出たり、事務所関連のステージの出演が多く、単独のイベントはかなり少なかった